DHLサプライチェーン、ベイクルーズのオペレーションにおいて自動梱包ラインを導入し、成長戦略を支援
プレスリリース: 2024年1月18日東京発
DHLサプライチェーン、ベイクルーズの成長戦略の要となるEコマースビジネスの強化に対応するため、安定的な高付加価値サービスの提供を実現する自動化ソリューションを導入
コントラクトロジスティクス業界のグローバルリーダーであるDHLサプライチェーン株式会社(本社:東京都品川区/代表取締役社長:ジェローム・ジレ、以下DHLサプライチェーン)は、国内で店舗販売およびEC事業を広く展開する株式会社ベイクルーズ(本社:東京都渋谷区、以下ベイクルーズ)の物流を2016年7月より担っている柏沼南ロジスティクスセンターにおいて、ベイクルーズのEコマース(以下EC)ビジネスの強化という計画を支援するため、EC向け出荷プロセスにおいて、自動梱包ラインを導入しました。
DHLサプライチェーンのコンシューマー&リーテール事業本部長、阿部 豊は「ベイクルーズ様のEコマースビジネスの強化という計画に則り、私たちの物流サービスもそれに応えられるキャパシティの向上が必要になりました。倉庫体制やスペースを拡張せずに物量倍増に対応し、生産性の向上と省力化も実現するためには、革新的ソリューションが不可欠と考え、現場作業の中でも最も工数がかかり、導入効果が大きい工程を、弊社のソリューション・デザイン部門とオペレーションチームで検討しました。その結果、Eコマース商品の出荷梱包プロセスに自動化機器の導入をすることが、出荷キャパシティの向上と省力化の実現に最も適しているという結論に至り、自動梱包ラインを提案させていただきました。」と述べています。
この自動梱包ラインは、複数の設備とマニュアル作業の組み合わせで構成されていて、それぞれが設計通りの能力を発揮することで、梱包のキャパシティを達成できます。また、単にマニュアル作業を自動化するだけでなく、お客様にご協力いただきプロセスもシンプルにしました。自動梱包のみにするのではなくマニュアル梱包のプロセスを残したり、ソリューションをモジュール化することで、安定性と柔軟性を兼ね備えたオペレーションを常に供給することができます。
ベイクルーズの執行役員、高野 英司は次のように述べています。「物流における自動化の導入により、必要な”キャパシティ、コストパフォーマンス、サービスレベル”を実現できる環境となり、ビジネスの成長に繋がっていく事を期待しています。単なる機械化ではなく、弊社の経営理念でもある「すべてにおいて”人”ありき」という側面も上手く残しながら、”人”と”機械”が共存し、パフォーマンスを最大限発揮できる物流を共に築いていけたら良いと思っています。また、物流だけの話ではありませんが、これから世の中が省人化を必然的に求められていく中で、国内アパレル物流の省人化ロールモデルとなり、業界に少しでも貢献できたら素晴らしいと思います。」
ベイクルーズのサプライチェーンディビジョン・ダイレクターの土橋 弘幸は「テクノロジーや自動機器をどれだけ有効に活かせるかは人次第、と考えています。そこを、引出すのは“人の力”“オペレーション・マネジメント”の力であり、DHLの得意とするところと考えています。現在、稼働直後ですが、人のみで対応していた時よりもキャパシティ、生産性は既に向上しているので、今後どこまでポテンシャルを引き出せるのか、楽しみです。これからもDHL x ベイクルーズのパートナーシップで日本のアパレル物流をリードし、更なる高いサービスレベルでお客様に商品を届けることができることを期待しています。」と述べています。
DHLサプライチェーンの代表取締役社長、ジェローム ジレは、「DHLサプライチェーンでは、お客様の成長をサポートするために、拡張性があり、生産性とサービス品質の向上などの利益をもたらす様々な自動化ソリューションやイノベーションの導入を常に検討しています。」と述べています。