DGF、日本貨物航空 北海道へ半導体製造装置の航空輸送を無事完遂
プレスリリース : 2025 年1 月28 日
北海道における半導体輸送を通じて、北海道の更なる発展と、日本のものづくり産業の発展をサポートしていきます
DHL グローバルフォワーディングジャパン株式会社(以下「DGF」)、と日本貨物航空株式会社(以下「NCA」)は、新千歳空港へ初の半導体露光装置のチャーター輸送に成功しました。 蘭アムステルダム・スキポール空港から新千歳空港まで、安全かつリードタイムの大幅な短縮を目指し、全4 回のチャーター便を手配しました。
新千歳空港への半導体輸送を支えるために、DGF 半導体スペシャリストチームおよびNCA は緊密に連携して準 備を進め、輸送に必要なインフラを整備。さらに、安全で効率的な半導体輸送を実現するための戦略を練り上げ ました。輸送プロセスの支援を強化するため、他空港からハンドリング経験の豊富なスタッフを派遣し、必要な設 備を移設することで、現場での確実なオペレーション体制を構築しました。これに加えて、特に冬季の厳しい天候 を考慮し温度変化を最小限に抑えるために、グランドハンドリング会社との連携を強化し、航空機からトラックへ の積み込み時間を短縮できるようさまざまな対策を講じています。これらの努力により、北海道の過酷な冬の天 候条件下でも、お客様の厳格な要件を満たし、安全かつ効率的な輸送が保証されています。
DHL グローバルフォワーディングジャパン株式会社 代表取締役社長のカールステン・ミカエリスは、「2024 年1 月から8 月までの半導体製造装置販売台数において、日本は前年同期比17.3%増という高い伸びを示し、同分 野では米国に次ぐ30%の市場シェアを維持しています。この目覚ましい成長は、日本の高度な製造業と技術革 新を反映していると感じます。また、半導体産業を支える効率的で信頼性の高い輸送ソリューションの重要性も 浮き彫りになりました。日本貨物航空との連携は、日本がこの重要な分野でリードし続けるための重要な一歩で す。」と述べています。
また、日本貨物航空株式会社 執行役員の渡邊均は、「今回のチャーター便は千歳の厳冬期で、且つ様々なハ ンドリング上の制約があり、当社としても非常に難易度が高いオペレーションでした。一連のチャーター便の成功 は信頼できるDGF とのハンドリング協力なしには成し遂げる事は出来ず、両社で築き上げたパートナーシップを 誇りに思っています。また、国家プロジェクトともいわれる本プロジェクト輸送の一端を担うことが出来、大変光栄 です。改めてDGF ならびに関係会社の皆様の奮闘に感謝いたします。引き続き、NCA はお客様の期待に応えら れるサービス提供に努めて参ります。」と述べています。
世界的な競争と地政学的な圧力が強まるなか、日本は半導体産業の成長と地方化に注力しています。2020 年 から2030 年までに半導体売上高を3 倍の1,080 億米ドル以上にすることを目標に掲げています。したがって、半導体の技術革新を支えるためには、高感度半導体の効率的な輸送手段を確立することが極めて重要です。DGF、NCA は、半導体輸送ニーズに対応したシームレスで安全な航空貨物輸送を構築しています。今後も北海道における半導体輸送を通じて、北海道の更なる発展と、日本のものづくり産業の発展をサポートし ていきます。