DHLのGoGreenダッシュボードで脱炭素化を追跡

CO2排出量の「見える化」は、脱炭素社会の実現に向けた重要なステップ。
DHL Expressにお任せください。

脱炭素社会の実現には、温室効果ガスの排出削減は不可欠です。特に企業には、サプライチェーン全体で取り組むことが求められています。そのためには、CO2排出量の「見える化」が重要なステップとなります。CO2排出量の「見える化」が求められる背景と、DHL Expressが提供する「見える化」ソリューションについてご紹介します。


温室効果ガス排出量の算定(見える化)の動向

地球温暖化対策推進法に基づき、温室効果ガスを多く排出する特定排出者は、自らの温室効果ガスの排出量を算定して、国に報告することが義務付けられています。
この温室効果ガス算定・報告・公表制度の開始以降、企業が自社の排出量を把握する取り組みが定着しました。同時に、自社の排出削減に対して企業が責任を負うという考え方も一般的になりつつあります。

一方、脱炭素社会を実現するためには、個々の取り組みだけではなく、サプライチェーン全体で温室効果ガスの排出削減を進めていく必要があります。近年、企業の排出責任はサプライチェーン全体へと拡大しており、それに伴って、サプライチェーン排出量の見える化が求められています

サステナビリティに関する企業報告の国際基準であるISSB(国際サステナビリティ基準審議会)では、サプライチェーン排出量を開示対象として定めています。日本版ISSBであるSSBJの草案においてもサプライチェーン排出量が開示対象となっており、このままSSBJが公表されれば、早くて2027年3月期から一部企業でサプライチェーン排出量の開示が義務化される予定です。

また、現在多くの企業が採用する、パリ協定が目指す1.5℃目標の水準と整合した削減目標の設定を求める SBTi(Science Based Targets/科学的根拠に基づく気候目標)においても、サプライチェーン排出量の削減が求められています。


(出典)https://ondankataisaku.env.go.jp/carbon_neutral/topics/feature-07.html#visualize



DHL Expressが提供する脱炭素化に向けたソリューション

DHL Expressは持続可能な航空燃料(SAF)の活用により、お客様の航空輸送に伴う二酸化炭素排出量を直接削減(インセット)できる新しい輸送サービス「GoGreen Plus」を2023年より開始し、日本でも昨年7月に本格導入をいたしました。GoGreen Plusをご契約いただくと、お客様がDHL Expressのサービスを利用する際のCO2排出量の削減が可能となります。

さらに、お客様の脱炭素化の促進を目的とし、DHL Expressをご利用のすべてのお客様へ、温室効果ガス排出量の「見える化」を実現する排出量レポートの提供を開始いたしました。*ご利用にはアカウント契約が必要となります。


DHL Express の排出量レポートの特徴

DHL Expressが提供する排出量レポートは、第三者機関であるSGS(Société Générale de Surveillance)から認証を受けた透明性の高いレポートです。最新のグローバルスタンダードに則り、お客様の出荷データに基づき算出された排出量データを確認することができます。

DHL Expressの排出量レポートは6部構成となっており、年間総排出量から、出荷データに基づいた貨物ごとの排出量まで、詳細なデータを提供します。これにより、お客様は自社の排出の実態を把握し、持続可能な削減目標の策定や改善策の検討が可能です。


更なる進化に向けて

DHL Expressの環境ソリューションは、今後も進化を続けていきます。

GoGreen Plusご利用のお客様であれば、レポート内で排出量だけでなく、今後、削減量の確認やお客様ご自身で自由に排出量が確認できるセルフポータルサービスの提供も予定しております。

CO2排出量の「見える化」は、脱炭素社会の実現に向けた重要なステップです。DHL Expressでは、輸送面からお客様をサポートします。そのためのソリューションのひとつとして温室効果ガス排出量の「見える化」を可能にする排出量レポートを無償で提供します。これにより、お客様は自社の排出量を把握し、サプライチェーン全体での持続可能な取り組みを推進することができます。

排出量レポートのご要望、ご質問などあれば、弊社担当営業、またはカスタマーサービスまでお問合せください。