タバコ類や肉エキスを含む食品等の輸出入につきましては、各国で様々な規制が設けられています。お客様が荷送人として、弊社に国際航空貨物運送を委託する際、これらの製品等に関して適正な申告が必要となります。しかし、近年、虚偽の申告や申告漏れによる、発送事例が以前より多発しています。
不正な申告が行われた場合、各国の税関や防疫当局より貨物の押収/滅却が行われるほか、荷送人/輸入者等への罰金等が科せられることがあります。また、輸送・配達業者にも罰金請求、検査の増加等の処分が下される場合があります。
そのため、お客様には、以下の点について、ご理解とご協力をお願い申し上げます:
1. 適正な申告が必須
弊社に国際航空貨物運送を委託される際には、必ず適正な申告が必要です。申告が適正になされてない場合には、運送業務が中断され、お客様負担の追加費用が発生する可能性があります。最終的には、貨物が廃棄処分となる場合もあり、それに伴う運送の中止、終了扱い(これらは弊社判断に基づくものとします)となる場合もあります。予めご了解頂けますようお願い申し上げます。
2. 特に豪州への発送について
日本発豪州宛の貨物に含まれるタバコ類の不正申告は、豪州国境警備隊(Australia Border Force)により厳重に防止を求められています。もし不正が発覚した場合には、お客様や輸送・配達業社に罰金が課せられることがあります。その場合には、相応の追加料金をご請求させて頂くことになりますのでご注意ください。
3. 不正申告が発覚した場合の対応
(1) もし弊社が取り扱い開始した後に不正な申告や隠匿されたタバコが発見された場合、当該貨物は弊社運送約款の「非取扱貨物」として即時に廃棄処分となります。この廃棄費用はお客様のご負担となる場合がございます。
(2) また、同処分前であっても、該当品が、弊社受託後、DHL保税倉庫に保管された場合に追加料金が発生する場合があります。
4. 運送料金の返金について
廃棄処分となったタバコ類に対して支払われた運送料金は返金いたしません。クレジットカードでお支払いいただいている場合でも、カード払いのキャンセル等は対応いたしかねますので、予めご了承ください。
お客様には、国際航空貨物運送をご利用いただく際、適切な申告を行っていただくことが重要です。これにより、円滑な手続きが進み、不必要な費用を避けることができますので、ぜひご理解いただき、何卒ご協力をお願い申し上げます。