OKI、DHLをリード・ロジスティクス・パートナーに指名

Ÿ 沖電気工業グループの国内物流機能の包括的な管理を目指し、DHLと5年間の戦略的パートナーシップ契約を締結

ロジスティクス業界のグローバルリーダーであるDHLサプライチェーン株式会社（本社：東京都品川区 / 代表取締役社長：ヨンファ（アルフレッド）・ゴー　以下 DHL）は、日本最初の通信機器メーカーとして創業以来、情報通信、自動機、EMS、プリンターなどの幅広い分野における様々な価値を付加する日本有数の情報通信機器メーカーである沖電気工業株式会社（本社：東京都港区 / 代表取締役社長：鎌上　信也　以下OKI）と、日本国内における5年間のリード・ロジスティクス・パートナー（Lead Logistics Partner、以下LLP）契約を締結したことを発表しました。

本LLP契約の下、これまでOKIの子会社であるOKIプロサーブ（以下OPS）のロジスティクス部門、およびOKIプロアシスト（以下OPA）の物流機能の一部をDHLが運営管理し、北海道から九州まで、全国各地の52か所に在る事業所内に併設されている物流拠点において、入荷、保管、出荷、付加価値サービス、輸配送管理サービスを提供します。

DHLサプライチェーンの代表取締役社長であるヨンファ（アルフレッド）・ゴーは、「主要な事業領域において世界トップクラスのシェアを誇り、創業140年という歴史あるOKIのLLPパートナーにお選びいただき、大変光栄に思います。当社は日本の大手メーカーと同様の契約を結んでおり、その成功事例とノウハウを踏まえ、特に日本国内の市場環境の中で、LLPソリューションを通じて可視化、標準化、継続的改善を施しながら、最適化された将来型の物流管理体制を実現できる当社の専門性を評価頂きました。グローバルで培って来たビッグデータ分析、AI、ロボティクス、自動化技術等を取り入れた革新的ソリューション、サービスマネジメント、継続的改善、チェンジマネジメント等を共有し、OKIに新たな価値をご提供できることを楽しみにしています。」と述べています。

OKIグループの物流ノウハウを強みとして活かすために、OPSのロジスティクス部門、およびOPAのロジスティクスに関係する一部をあわせた物流業務に従事する従業員、約140名がDHLへ継承されます。移籍後は物流サービスおよびソリューションを提供するグローバル企業の一員として、コアビジネスを担う立場となり、物流のプロフェッショナルとしての成長も期待できます。

OKI 執行役員　コーポレート本部副本部長　冨澤博志は次のように述べています。「少子高齢化に伴う労働力不足、特にドライバーの人材不足に伴う物流サービスの安定的確保や、輸送運賃、労働賃金の継続的な値上げの環境下での物流コスト抑制には、専門性と知識を備えた適切な物流パートナーとの連携が不可欠であると認識しました。国内における製造業の物流子会社の運営管理、およびLLPサービスの複数の成功事例とノウハウ、グローバルで培って来た革新的ソリューションを持つDHLとであれば、物流業務の最適化、標準化、平準化、コストダウンと、移籍する従業員の物流プロフェッショナルとしての更なる成長を実現できると確信しました。また、事業譲渡後も更なる物流サービスの安定化、物流コスト抑制に対してDHLと共同推進し成果に繋げられる事にも期待しています。」　

本パートナーシップの下、DHLは、OKIの各事業部門間及び各グループ会社で標準化された管理手法による国内物流コストの可視化、計数管理手法に基づく生産性および品質の継続的な改善、物流サービス業者の評価、監査、選択及び管理による効率的な物流オペレーション構築、DHL既存顧客との共同配送等のシェアリングの促進、更にビッグデータ分析に基づく最適化といった取り組みを実施し、高品質な物流サービスの持続性と効率性の確保、およびコスト削減をもたらします。