航空貨物運送状（Air Waybill 、略称AWB）は国際輸送において、荷物を確実にお届けするための重要な書類です。AWBには追跡番号、発送人・受取人情報など貨物の詳細が記載されており、税関申告、法的証拠としても使用されます。
ここでは航空貨物運送状（AWB）の作成に必要な入力項目や、航空貨物運送状をオンラインで作成できる『MyDHL+』をご紹介します。
DHL Expressの航空貨物運送状（AWB）
AWBは航空貨物輸送に欠かせない基本的な書類です。荷物の詳細や輸送契約条件が記載されており、貨物追跡や通関手続きに必要な情報が含まれています。海上や陸上輸送で使用されるBOL（船荷証券）と似ていますが、航空貨物運送状は主に航空および陸上での輸送契約や貨物追跡に使用されます。
DHL Expressでは、航空貨物運送状を「Shipment Waybill／運送状」と呼んでおり、海外発送をより安全かつ効率的に行うための重要な役割を担っています。
AWBの役割と重要性
AWBは以下のような様々な役割を果たしています。
- 輸送指示書：発送人、受取人、品名、重量、サービスの種類など、海外発送に必要な詳細情報を記載することで、貨物の正確な取り扱いを確保します。
- 税関申告書類：税関申告の重要な書類として、輸出入の迅速な通関をサポートします。
- 荷物の追跡：AWB番号を使うことで、荷物の現在地や配送状況を簡単に確認できます。
- 証拠書類：荷物の所有権を証明する法的な書類としても機能し、紛失、損害、または配送トラブルのリスクに備えます。
また、書類以外の荷物には通常、AWBに加えて通関書類としてコマーシャルインボイスが添付され、荷物の価額を証明する必要があります。
DHL Expressの航空貨物運送状（AWB）の主な記入事項
AWBは貨物の輸送に必要なすべての情報が記載されます。
主な記入事項
- 発送人（荷送人）の名前、会社名(法人の場合のみ)、住所、電話番号、Eメールアドレス
- 受取人の名前、会社名(法人の場合のみ)、住所、電話番号
- 荷物の種類（書類または非書類）
- 発送内容の詳細（荷物の内容、数量、重量、寸法）
- 荷物の補償（運送保険）などの貨物の取り扱い指示
- 運賃及び関税・消費税の支払い条件 （Duties & Taxes Paidや、Duties & Taxes Unpaidなど）
* DHL Expressでは2010年1月より運送状のフォーマット変更に伴い、名称は「Shipment Waybill／運送状」で統一しています。
オンラインシッピングツール「MyDHL+」で航空貨物運送状（AWB）を作成する
DHLのオンラインシッピングツール「MyDHL+」では、航空貨物運送状（AWB）の作成、輸出入管理、航空貨物追跡、請求書決済機能など、すべてをオンラインで手配できます。
MyDHL+を利用することで、出荷書類の作成時間や発送における必要情報の確認ができ、発送プロセスを効率化できます。法人、個人を問わず、出荷書類の作成、見積もりの確認、集荷依頼、運賃の支払い、輸送状況の確認など、スムーズに行うことが可能です。
MyDHL+で出荷書類の入力が完了すると、運送状が自動的に作成され、お客様の荷物に10桁の運送状番号が発行されます。この番号により、荷物の追跡・照会が簡単にできるようになります。
初めてMyDHL+を利用する場合は、名前、会社名(法人の場合のみ)、電話番号、Eメールアドレスとパスワードを登録するだけで、簡単に始められます。
