貨物輸送用語集

船荷証券（B/L)とは、船会社が輸出者から貨物を受け取った際に発行する法的な書類で、二者間の貨物輸送契約を証明するものです。船荷証券の受け取りと同時に、貨物の所有権が買主に移るという性質を持っています。

さらに、船荷証券は船会社とドライバーに、荷物を輸送するために必要な情報をすべて提供し、貨物保険や通関手続きにも使用されます。NVOCCであるDHL Global Forwardingはハウス船荷証券と呼ばれる自社の船荷証券を発行することができます。

バイヤーズコンソリデーションとは1つの国、またはそれ以上の国に点在する複数のサプライヤーから製品を輸送する際、個別にLCLで輸送せず、専用FCLコンテナへ荷物を集約し、仕向地へ輸送することを言います。コンテナの積載率を向上させ、輸送コストを削減させることを目的としています。DHLのサービスの詳細

CMRは国際陸上貨物輸送に関する条約で、フランス語の名称の頭文字をとったものです。陸上輸送を行う際の運送責任と、CMR運送状と呼ばれる標準的な貨物輸送の契約定義を明記しているものでほとんどの欧州諸国で使用されています。

荷受人様はお客様の荷物の購入者です。多くの場合、貨物を受け取る方（受取人）と同じ場合がありますが、その限りではありません。

クロストレードとは、貨物が荷送人の在する国を通らず輸出国から輸入国へ直接輸送されることを言います。

ドロップシッピングとは、小売業者向けのオーダーフルフィルメントのプロセスを指します。このプロセスでは、小売業者は自社で商品在庫を管理する必要がありません。販売された製品の仕入れ、梱包、顧客への出荷作業は、専属のサプライヤーが担当します。ドロップシッピングは、フルフィルメント手法として運用されるだけでなく、eコマースのビジネスモデルにもなっています。

ドロップシッピングについてさらに読む

海上フルコンテナ輸送（FCL)では、コンテナのタイプやサイズに関係なく、お客様の荷物限定で取扱います。貨物をドア・ツー・ドアで輸送する場合、信頼性、フレキシビリティ、そして費用対効果の高いソリューションです。FCL輸送は様々なコンテナタイプや付加価値サービスがご利用でき、お客様のニーズにお応えできるようカスタマイズが可能です。DHLのFCLサービスの詳細

ハウス エアウェイ ビル（HAWB)は、航空貨物の輸送書類で、荷物の受け取り時にフレイトフォワーダーが発行し、署名するものです。貿易取引条件とその解釈に関する国際規則です。

Incoterms®は、売主から買主への商品の配送に関し、各当事者の権利と義務を取り決めています。それらは、輸送が誰によってどのように手配され、またリスクの移転時点、貨物の保安や通関における法令の責任のありかを理解するための統一的な定義です。それらの名称は常に同じ構造で、3文字の頭字語と場所の名称から成ります。Incoterms®の詳細

海上小口コンテナ輸送（LCL)とは、お客様の荷物を他の荷送人様や荷受人様からお預かりした荷物と一緒にコンテナに混載し、輸送することです。お客様の荷物がコンテナほどのサイズや航空輸送のスピードを必要とされない場合、輸送費や二酸化炭素の排出量を抑えることが出来ます。

DHLはクリーンで持続可能な海上輸送へ移行することを推進しています。2021年1月1日からはすべての小口コンテナ輸送（LCL）で持続可能な海洋バイオ燃料を使用し、二酸化炭素排出量を中和しています。DHLのLCLサービスの詳細

商業荷物の輸送費用が荷送人、荷受人でもない第三者によって支払われる場合に使用される請求方法です。

通関手続きとは、ある国に品物を持ち込む（輸入）、または品物を持ち出す（輸出）際の正式な許可を得る手続きのことです。一般的には、船荷証券、インボイス、パッキングリストなどの輸送書類が必要です。税関により原産地証明書や特恵証明書などの追加書類が要求される場合があります。DHLの通関サービスの詳細

関税または輸入税は、ある国に持ち込まれた商品に対して支払う税金です。免税の対象でない限り、すべての輸入商品には、商品の名称及び分類についての統一システム（HS）による関税分類に基づいて、関税と税金が課されます。商品によっては、物品税やアンチダンピング税など、他の税金と関連して評価されるものもあります。

統計品目とは、国際的に認知されている商品分類のためのシステムです。参加国は、税関での使用を目的に、共通の定義に基づいて貿易品を分類しています。