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初めてでも安心!個人の荷物を海外発送する際のヒント

初めてでも安心!個人の荷物を海外発送する際のヒント

日本から海外へ荷物を送りたいけれど、何から準備すればいいのか分からない——そんな方のために、今回はDHL Expressを利用して個人で国際配送を行う際の基本的な流れや注意点をご紹介します。

 

荷物の発送準備と基本手順

海外へ荷物を送るのは一見するとハードルが高い印象がありますが、必要な準備や手続きを把握すれば、個人の方でも気軽にご利用いただけます。

 

1, 送れるもの・送れないものを事前に確認する

DHL Expressでは、220以上の国と地域へさまざまな荷物を輸送しています。しかし、航空法、航空施行例や国際航空運送協定(IATA協定)などにより、危険物や一部の医療品、動植物、武器関連の品目など、海外への発送が禁止または制限されている場合があります。また、発送先の国によっては現地の法律や輸入制限があるため、事前に発送可能かどうかを確認し、最新の情報を把握することが重要です。税関DHLJETROなどのウェブサイトから、禁止・制限品目を事前に確認することができます。輸送中に税関で止められると、荷物が返送されたり、破棄されてしまうリスクがあるため、事前の確認は必須です。

 

 

2, 発送に必要な書類を確認する

海外発送には、航空運送状(Air Waybill/Way Bill)やコマーシャルインボイス(書類以外の荷物を海外へ発送する際に必要となる明細書)、場合によっては輸入許可書や原産地証明書などが必要です。個人利用の場合でも、荷物の内容に応じて正確に記載する必要があります。誤った申告は不正な輸入と見なされることがあるため、詳細情報を正確に記入しましょう。必要に応じて領収書や購入証明書を準備しておくと、通関手続きがスムーズになります。航空運送状は、荷物の輸送に関する書類、コマーシャルインボイスは輸出入される商品の情報や取引条件が詳しく記載され、税関での手続きや関税計算にも活用されます。

 

3, 航空運送状とコマーシャルインボイスを作成する

運送状は荷物に関する基本情報をまとめた重要な書類です。DHL Expressのオンラインシッピングツール「MyDHL+」の「出荷書類作成」メニューから作成することができます。お届け先の住所や電話番号、荷物の詳細情報を正確に記入しましょう。コマーシャルインボイスは内容品の数量や価格を詳細に記載する必要があり、記載に誤りがあると、通関で荷物が留め置かれてしまい、通関が完了するまで輸送がストップし、配達の遅れにつながることがあるため、正しく作成することがポイントとなります。 

※MyDHLのマニュアル(入力方法はこちら

 

4, しっかり梱包する

国内の宅配便と比べて、輸送距離の長い海外発送では、荷物を安全に届けるために、段ボールや緩衝材を使用してしっかりと梱包することが重要です。

特に壊れやすいものは気泡緩衝材で包み、箱の中で品物が動かないように隙間を埋めることで、外部からの衝撃を最小限に抑えます。段ボールは新品またはできるだけ新品に近い丈夫なものを選び、送り状やインボイスが途中で剝がれることがないように、透明なテープでしっかり固定しましょう。

 

梱包に関するアドバイスはこちら

 

5, 発送する荷物を計測する

梱包が完了したら、次は荷物のサイズと重量を計測し、正確な送料を算出します。

航空輸送では、荷物の実際の重さ(実重量)だけではなく、物の大きさを基に換算した「容積重量」も考慮されます。

 

容積重量は、以下の計算式で求めます。

容積重量(kg)= 最大の長さ(cm)× 最大の幅(cm)× 最大の高さ(cm) ÷ 5,000(cm³/kg)

※端数は0.5kg単位に切り上げ(IATA(国際航空運送協会)基準に準ずる)

 

かさばる荷物は、実重量ではなく容積重量が送料の基準となる場合があります。

また、荷物のサイズや重量には制限があり、特大サイズや重い荷物は追加料金が発生することがあります。事前に見積もりで確認し、正確にサイズや重量をはかることで、予想外のコストを抑えられます。特に、0.5kg単位で料金が変わるため、正確な計測がコスト削減のポイントです。

 

DHLで選べる発送方法と運送料金のお支払方法

荷物の準備が整ったら、あとは集荷依頼をするだけです。DHL Expressでは、お客様のニーズやライフスタイルに合わせて、さまざまな方法を選択できます。

 

1, オンラインで集荷依頼

DHLのオンラインシッピングツール「MyDHL+」を利用すれば、運送状の作成、集荷予約、運送料金の支払いまで、すべてオンラインで完結できます。スタッフが日本全国*のご指定場所に伺い、荷物を集荷します。これにより、忙しい日常の中でも手軽に海外発送が可能になります。自宅やオフィスから一歩も出ることなく、スムーズに発送手続きができるのは大きなメリットです。

*災害地域など、一部集荷ができない地域を除きます。

*一部の地域では、DHLの委託会社が集配を代行しております。

 

2, 電話で集荷依頼

DHL Expressでは、オンラインだけでなく、電話でも集荷予約ができます。オンラインの操作に不安がある方や、すぐに手配したい場合は、カスタマーサービスへお電話で運送情報をお伝えください。

3, DHLサービスポイントへ持ち込んで発送

お近くのDHL Expressのサービスポイントに荷物を持ち込んで発送することもできます。

サービスポイントへ持ち込むメリットは、発送する荷物の状態や書類を直接スタッフと確認しながら、手続きや重量の計測、梱包、支払いができることです。また、事前にDHLのオンラインシッピングツール「MyDHL+」で運送情報の入力や支払いを済ませておくと、サービスポイントでの手続きがスムーズになり、混雑時の待ち時間を短縮することもできるので、おすすめです。

サービスポイントを探す

4, レターパックを使って郵便ポストからDHLに発送

近くにDHLのサービスポイントがない、集荷を待ちたくない、または昼夜を問わず自分の都合の良い時間に海外へ発送したい場合には、日本郵便のレターパックを利用してDHLに送る方法もあります。

レターパックは、郵便局や取り扱いのあるコンビニエンスストアで購入可能です。購入後、オンラインシッピングツール「MyDHL+」を使って運送状を作成し、クレジットカードで運送料金を支払ってください。その後、運送状と荷物(荷物の場合はインボイスが必要)をレターパックに入れて、郵便局や郵便ポストからDHLに送ることができます。

詳しくはこちら

 

 

荷物の追跡とお問合せ

発送した後、荷物が現在どこにあるのかを確認できる追跡方法を知っておくことが大切です。DHL Expressでは、WAYBILL No.(運送状番号)を追跡番号として使用し、荷物の配送状況をリアルタイムで確認できます。DHLの施設に到着すると情報が更新されるため、安心して荷物をお預けいただけます。

 

また、DHL Expressのデジタルアシスタントを利用すれば、24時間いつでも荷物を追跡できます。デジタルアシスタントは、荷物の追跡以外にも、お知らせやよくある質問(FAQ)の閲覧、テクニカルサポートへの問い合わせも可能です。さらに、DHL ExpressのLINE公式アカウントからも利用できるため、スマートフォンで手軽にアクセス可能です。海外発送に関するさまざまなサポートを提供しているため、ぜひご活用ください。万が一解決しない場合は、営業時間内にアドバイザーとのチャットも可能です。

 

 

個人の荷物の海外発送ならDHLへお任せください

DHL Expressを利用して、個人の荷物をスピーディかつ安心して海外に発送しましょう。DHLのグローバルネットワークと多彩なサービスオプションにより、お客様のさまざまなニーズにお応えします。

また、お預かりした荷物をその日のうち*に飛行機に搭載することができるため、発送先によっては翌日に到着することも可能です。特に、一貫輸送が可能なDHLのネットワークは、高額品や緊急の荷物にも適しており、信頼性の高い輸送を実現しています。スムーズに発送するために、送れるもの・送れないものを確認し、必要書類をしっかり準備しましょう。DHLは通関手続きのサポートも充実しているため、海外発送が初めての方でも安心です。


*お預かりする場所や時間によっては、当日発送ができない場合があります。また、天候や通関手続きなどの予期しない事情により、配送が遅れることがあります。