荷送人様のための航空貨物タイプガイド

ハズマット（HAZMAT=危険物の略語）とも呼ばれる危険物は、輸送時に健康、安全、または財産に危険をもたらす可能性のある物品または物質です。例えば、爆発物、毒物、感染性物質、放射性物質などです。これらの貨物は国際民間航空機関（ICAO）とIATAによって分類され、国連番号でコード化されています。

危険物を航空輸送する際の具体的注意事項

特別な梱包が必要になると思われ、また、貨物を輸送できる航空機のタイプ（貨物専用機か旅客輸送も可能な航空機か）を明記した危険物申告書などの追加書類も必要になります。危険物の取り扱いにはトレーニングが義務付けられています。ここでもIATAは最新の規制情報を公表しています。

この特殊貨物のサブカテゴリーは、標準的なユニット・ロード・デバイス（ULD）（航空貨物として輸送される貨物を移動させるために使用されるコンテナ）に収まらない寸法の貨物や、異常に重い重量の貨物を指します。

特殊形状貨物を航空輸送する際の具体的注意事項

特殊形状貨物を航空便で輸送する場合、特別な梱包が必要になる可能性が高くなります。例えば、エンジンを輸送する場合、適切なエンジンスタンドも同梱する必要があります。 

専門知識

特殊形状貨物は通常、DHL Global Forwardingのインダストリアルプロジェクトチームなど、貨物輸送の専門部門が取り扱います。

生鮮品とは、新鮮な肉、魚、果物、野菜、種子、花などの商品です。輸送時間が短く、温度管理がしやすいため、航空輸送が推奨されます。通常、これらの商品は直送品として輸送されます。

温度管理された貨物を航空輸送する際の具体的な注意事項

生鮮品を航空便で輸送する場合、特別な梱包、マーキング、ラベリング、多数の書類が必要です。暑さや寒さに弱い貨物は、温度管理貨物として扱う必要があるかもしれません。詳しくはIATAの生鮮貨物に関する規定をご覧ください。

この特殊貨物のサブカテゴリーには、特定の温度範囲（例えば、2～8⁰C（35.6～46.4⁰F）または15～25⁰C（59～77⁰F）、または零下（32⁰F）に保たなければならない品目が含まれます。例えば、医薬品、血液用品、その他のライフサイエンス商品や、機密性の高い電子製品などです。

温度管理された貨物を航空輸送する際の具体的な注意事項

温度管理された商品を航空便で輸送する場合は、特別な書類とラベリングが必要です。例えば、ドライアイスや、エンバイロテナーのような航空貨物用のアクティブ温度制御コンテナなどです。具体的な温度管理規制のガイダンスはIATAが管理しています。

専門知識

貨物は必要なコールドチェーン機能を備えた倉庫に保管する必要があり、フレイトフォワダーはDHL Global ForwardingのThermonetやLifeConexソリューションのような専門的な出荷ソリューションを提供することができます。

貴重品として知られる特殊貨物のサブカテゴリーには、盗難のリスクが高い品目が含まれます。例えば、金、宝石、電子機器、タバコ、ボトル入りスピリッツ、高級美術品や骨董品、医薬品などです。

貴重品を空輸する際の具体的な注意事項

貴重品を航空便で輸送する場合、フォワーダーはバック・トゥ・バック・サービス（ダイレクト・サービスとも呼ばれる）を薦めるでしょう。これにより、輸送中の紛失や破損のリスクを最小限に抑えることができます。また、GPS付きの護衛付きトラックや、高価値のケージ内の倉庫保管など、追加のセキュリティ対策が必要になる場合もあります。フォワーダーは、追加のセキュリティ・チームの承認を必要とする場合があります。

生きた動物には、小さなミミズから大きなゾウまでいます。 

生きた動物を空輸する際の具体的な注意事項

生きた動物を空輸する場合、ストレス下での基本的な行動を理解することが重要です。各動物が健康で良好な状態であることを確認するのはお客様の責任であり、輸送業者は、書類作成、コンテナの設計、マーキング、ラベル付け、経路および予約情報に関するすべての規制をお客様が遵守していることを確認する責任があります。IATAは、生きた動物の輸送に関する規則をウェブサイトで公表しています。