商品を発送する方法
商品別の梱包ガイド
貨物梱包に関する最後の記事となる今回は、頻繁に輸送される大型貨物や重量物について、当社が推奨する梱包方法をご紹介します。このガイドは、あなたの品物を安全、確実に輸送するのに役立ちます。
5 ガロン / 20 リットルのジェリ缶を発送する方法
- 5 ガロンのジェリ缶は、パンクや摩耗から保護するために、個別の二次梱包(繊維板の箱)でオーバーパックする必要があります。
- 繊維板の箱は、シュリンクラップやオーバーパックスリップカバーでプラスチック製パレットまたは木製パレットに固定する必要があります。
- オーバーパックスリップカバーでパレット全体を覆い、破損や摩耗からさらに保護します。
- オーバーパックスリップカバーをパレットと貨物に固定するために、縦方向のバンド(各方向2本ずつ)を使用する必要があります。
55 ガロン / 200 リットルのドラム缶
- 55 ガロン / 200 リットルのドラム缶は、板の隙間が2 センチ以下のプラスチック製または堅木材のパレットに載せて輸送する必要があります。
- パレットは、輸送中の動きや損傷を防ぐために、55 ガロン / 200 リットルのドラム缶とパレットベースの上に置く必要があります。
- ドラム缶をパレットに固定するときは、最低2本の金属製または頑丈なプラスチック製の固定バンドを使用してください。ドラム缶とストラップの間にコーナークリート / 固定バンド保護具を使用して、輸送中のストラップの破損を防ぐようにします。
- 複数のドラム缶を発送する場合は、パレット上に固定する前に、ドラム缶をまとめて固定バンドで結束してください。
- パレットは最大3つまでしか認められず、荷物の合計重量は1 トン以内にしなければなりません。
- パレット全体を覆うようにオーバーパック / スリップカバーを使用します。これにより、輸送中のドラム缶をへこみや摩耗から保護できます。このとき2層または3層の段ボールを使用する必要があります。
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バッグ / 袋
- バッグ / 袋は、板の間隔が2 センチ以下のプラスチックパレットまたは木製パレットで輸送する必要があります。
- 輸送中にずれたり滑ったりしないように、バッグ / 袋は段ボールのトレイに入れ、70 ゲージのシュリンクラップで包む必要があります。
- パレット全体を覆うようにオーバーパックスリップカバーを使用します。そうすることで、バッグを破損や摩耗から保護することができます。板紙を使用する場合は、4辺と上部に貼り付け、シュリンクラップで固定します。
- オーバーパックスリップカバーをパレットと貨物に固定するために、縦方向のバンド(各方向2本ずつ)を使用する必要があります。これによりずれも回避できます。
巻き電線およびスプール
- 巻き電線は個別の輸送には適していないため、必ずパレットに梱包してください。
- 追加料金の発生を防ぐため、巻き電線は、適切なサイズのパレットに横向きに積み、その上に荷物を安全に積み重ねることができるようにします。
- 重量のある巻き電線(50 kg以上)は、木材でパレットに固定する必要があります。
- その後、必ず巻き電線と木材を金属製固定バンドか頑丈なプラスチック製ストラップを使用し、縦と横の各2か所でパレットに確実に固定してください。
- リールに巻かれている電線が損傷しやすい材質の場合は、リールを木枠で梱包するか、波形の外板で覆うことをお勧めします。
自動車およびその他車両のタイヤ
- 自動車およびその他車両のタイヤは、必ずシュリンクラップで包装してから、標準的なパレットに金属または頑丈なプラスチックの固定バンドで固定してください。
- タイヤや他の荷物への損傷を防ぐために、必ずタイヤの上部に板紙、木製またはプラスチック製の保護ボードを置いてください。
- 特注の箱を使用する場合は、タイヤの重量に適したものを用意し、端の部分は曲線でなく、平面になるようにしてください。
- 未梱包もしくは不十分な梱包のタイヤはお取り扱いできません。
カーペットおよび反物
- カーペットや布地は常に短辺で巻いてください。
- 品物が折れるのを防ぐため、カーペットや布地は強度の高いボール紙の芯に巻きつけてください。
- 厚紙や板でロールの端を損傷から保護することが重要です。
- 厚手のビニール袋の中にロールを入れるか、または、丈夫なビニールシートでロールを何重かに包み、ポリプロピレンテープやケーブルタイで端や継ぎ目などを密封します。
- 重量が30 kg以下、長さが120 cm以下の貨物は、積み重ねが可能な二重構造の段ボール箱に包装した品物を入れます。「DHLエクスプレス貨物用梱包ガイド」に記載されているH型テーピング方法に従ってください。
- 複数個口および / または重さ30 kg、長さ120 cmを超える場合は、木枠梱包するか、フォークリフトで運搬可能な底部資材に固定します。
- 複数のカーペットや反物を一緒に束ねないでください。複数のロールは特別な木枠に入れるか、あるいは個別に段ボール箱に梱包してください。
- カーペットと反物はパレット上に積み重ねることができますが、その場合はロールを交互に積み重ねて(上の図を参照)、必ずシュリンク包装してから、固定バンドで固定して安定させる必要があります。
エンジンおよび各種自動車部品
- エンジンおよび各種自動車部品は、必ず木枠梱包し、パレットに固定して、丈夫な段ボールと角部分の保護材で全方向を四角く覆ってください。
- 輸送前に、部品から必ず全ての液体または燃料を抜いてください。
- 取り扱い中に損傷の危険性があるため、部品等がパレットの枠からはみ出さないように梱包してください。部品等がパレットからはみ出す場合は、部品を木枠梱包するか、フォークリフトで運搬できる適切なサイズの底部を使用してください。
IBC / トート
- IBC / トートは、液体材料を輸送するために使用されるアルミニウム管のフレーム内に収容されたプラスチック製の格納容器です。
- オーバーパックスリップカバーでパレット全体を覆い、袋を破損や摩耗からさらに保護します。
- オーバーパックスリップカバーをパレットと貨物に固定するために、縦方向のバンド(各方向2本ずつ)を使用する必要があります。
産業機械
- 産業機械は、必ず木枠梱包もしくは、パレットに留め具で確実に固定し、丈夫な段ボールと角部分の保護材で全方向を四角く覆ってください。
- 必ず機器からすべての液体または燃料を完全に排出してください。
- 上部が大きな機器は、輸送中に不安定になるのを防ぐため、底部が広い補強材の上に積載してください。
- 安全に積載されていない荷物には手数料を適用させていただきます。
大型電気機器
- メーカー出荷時の梱包材を使用する場合は、箱内の隙間を緩衝材などで埋めてください。
- メーカーの梱包材が二重構造でない場合は、適切な二重構造の段ボール箱で梱包してください。
- 複数のテレビを発送する場合は、荷物がはみ出さない十分な大きさのパレットに固定してください。頑丈なプラスチック製固定バンドを使用して、テレビをパレットに固定してから、シュリンクラップで包装してください。上部の積載の安全性をより高めるには、箱の上にクッション材を置き、さらにすべての面を板紙で覆います。
長いチューブおよびパイプ
- 長さが300 cmを超えるチューブやパイプはお取り扱いできません。長さが120cmを超えるチューブやパイプには手数料を適用させていただきます。
- 長さのある長方形の段ボール箱は構造的に非常に弱く、破損しやすい性質があります。
- 長さのあるものは、三角形の梱包材を選択するか、ボール紙の芯を外箱の中に入れます。外箱が、輸送中に商品が転がり、破損するのを防ぎます。
- 積み重ね不可のチューブや、強度が弱く積み重ねできないチューブの発送には手数料を適用させていただきます。
- 長くて、重量が30 kg以上のものはフォークリフトで運搬可能な木枠内に梱包してください。
- チューブがパレットからはみ出さないよう梱包してください。パレットまたは木枠は、必ず輸送する品物の全長を完全に覆う大きさのものが必要です。
- 金属製または破損しないプラスチック製固定バンドでパレットにパイプを固定し、輸送中に品物が滑り落ちないように、パレットの端にプラスチック製または木製の梱包材を使用してください。
ガラス板、フロントガラス
- ガラス板や車両のフロントガラスは箱または木枠に梱包し、ねじれや、他の貨物、通常の輸送設備などから保護しなければなりません。
- 板やガラスの縁を発泡スチロールのパイプで覆い、さらに気泡シートで完全に梱包します。
- 外箱のサイズに合わせて特別成型した発泡スチロールをガラス板やフロントガラスのすべての縁の周囲に配置してください。
- その後、パネルと成型発泡スチロールを二重壁構造の段ボール箱に入れてください。
- 内部に挿入する発泡スチロールは、パネルやガラスが梱包箱内で移動するのを防ぎ、外箱の内壁から最低でも6 cmの間隔を維持する必要があります。
- 外箱のすべての側面に「ガラス」の取り扱い注意ラベルを貼り付けます。
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