Delta Galil社がヨーロッパでAdidas Underwear社のEコマースを立ち上げ

今回の新たな立ち上げは、Adidas Underwear社です。Delta Galil社が、Adidas社のライセンスを受けて、メンズおよびレディースの下着のデザイン、製造、販売を行うという提携です。Delta Galil社は、「7 For All Mankind」、Bare Necessities、Schiesserなどの多くの自社ブランドを擁するハイテク・アパレル業界の世界的大手企業です。また、Converse、Tommy Hilfiger、Wolfordなどのブランドのライセンス製品も製造しています。

「消費者がAdidasのようなプレミアムブランドを購入する際には、プレミアムブランドならではのサービスを期待しています。消費者は時間とお金をかけて購入します。そして、期待に胸を膨らませています。そんな時に消費者ががっかりした気持ちになるのは、購入ボタンをクリックしたのに自分に合った配達オプションがなく、注文後に在庫切れと告げられることです。」

Eコマース全体において、買い物カートの放棄率は非常に高く、68%*に上ります。また、22%*の人が、買い物カートを放棄する理由として配送が遅いことを挙げています。

Eコマースは、消費者を獲得する機会を拡大しています。世界的なEコマースの売上は2021年に5.2兆米ドルに達し、2026年には8.1兆米ドルに急増すると予測されています。「Delta Galil社では、もちろん卸売の物流に深く関わっていますが、既に消費者向け直接販売（DTC）のサービスも数多く提供しており、このチャネルが非常に重要で、成長していることも認識しています。Adidas Underwear社の成功には、強力なEコマースのフルフィルメント・ソリューションが不可欠です」とDweck氏は述べています。

アパレルブランドを展開している場合、あるいはチョコレートやおもちゃ、その他の製品を製造している場合、貴社の本業はロジスティクスではありません。つまり、貴社は通常、ジグソーパズルのピースのひとつであるロジスティクス部分を直接管理することはないということを意味します。そして、Eコマースは大きなビジネスチャンスである一方で、多数のお客様とのタッチポイントを持つことや、広大な地域にまたがる規模で、あるいは複数の国にまたがる規模でお客様を獲得する必要性など、新たな複雑性が生まれます。

Delta Galil社は、この最後のステップ、つまりEコマースの注文を確実に履行することの重要性を理解しています。Adidas Underwear社の場合、市場はEUと英国全域に広がっており、将来的にはスイスも対象となる予定です。

「フルフィルメント・パートナーに何を求めるのかという質問をされた場合、私は、その企業が私たちのようなグローバル企業であろうと、中小企業であろうと、自社のニーズに合ったパートナーを見つける必要があると答えています。私たちの場合は、信頼性、顧客向けの複数の配達時間オプション、効率性、そして適切な価格設定を求めています。」

Delta Galil社は、ナイトウェアとランジェリーブランドのSchiesser社を通じて、既にDHLと提携していました。「私たちはそのため、提供されているサービスについて理解していました。」とDweck氏は言います。「そして、DHLのネットワークの規模も把握していました。」

「DHL Fulfillment Networkとの連携は、まさに指先一つで完了したようなものでした。」と、Dweck氏は力説します。数社の潜在的なロジスティクス・パートナーを検討した結果として、DHLが選ばれた後は、「移行期間は本当にスムーズでした。当社はShopifyを使用しており、これをDHL Fulfillment Networkに統合するのは容易でした。Adidas Underwear社は2,000以上のSKUを抱えているので、繁忙期には規模を拡大し、また縮小できるというのも素晴らしい点です。」