戦略的なロジスティクス・パートナーシップで新たな高みをめざす

このような恵まれた状況にある企業は、配送を迅速かつ確実に、そして円滑に継続させるための即時のソリューションを必要としています。しかし、同時に、より大きな全体像を描く手助けをしてくれるパートナーも必要としています。「このような企業は、「処理能力の限界」に直面することがよくあり、ロジスティクス能力のギャップが成長の妨げになり始めていると耳にします。」と、DHL Supply Chainのグローバル・アカウント・ディレクターであるKatleen Verbiestは述べています。「そこで、弊社はこうした将来性のある企業を特別に支援する「ライジング・スター」チームを立ち上げました。弊社は、こうした企業が次のステップを踏み出すお手伝いをし、また、今後の飛躍的な成長に向けた計画も立てます。」

ヨーロッパで爆発的な成長を遂げているグローバルな栄養ブランドを例に考えてみましょう。弊社は、その企業の過去3か月間の売上データを分析し、ドイツの「本拠地」を含む複数の場所（サテライト）に在庫を戦略的に分散させることで、平均配送時間を2.7日から1.7日に短縮できることを証明しました。国内出荷は48%から78%に増加し、コストが削減され、顧客満足度が向上しました。この成果は、同社のロジスティクス部門の責任者だけでなく、営業とマーケティング部門の責任者も非常に興味を示して、顧客サービスへの問い合わせが減って、お客様離れが減少する可能性がすぐに認識されました。

多くの場合、地域をまたいで大きな成長を遂げている企業は、単なるサービスプロバイダーではなく、真のパートナーであるロジスティクス企業と仕事をするのが相応しいのです。このパートナーシップは、ロジスティクスに関する専門知識と市場に関する深い洞察力という強固な基盤の上に築かれ、信頼によって支えられるべきです。

さらに、成長には変化が伴うため、このパートナーシップはダイナミックであるべきです。現在のニーズに対応しながら、常に一歩先を行き、明日のニーズを予測しなければなりません。そのためには、在庫ラインナップの追加や合理化、未知の領域への進出、配送方法の微調整など、潜在的な変化を伴う可能性があります。これらの変化を実行することは容易ではなく、心地よいものでもありません。変革は、その性質上、決して容易ではありません。このような変革の時期には、より広範なビジョンを促進するだけでなく、困難な時期にもサポートを提供してくれる戦略的パートナー、つまり信頼でき、新たな扉を開いてくれるパートナーが、間違いなく成功の起爆剤となります。 

DHL Fulfillment Networkは、ライジング・スターのお客様だけでなく、すべてのお客様に、柔軟で拡張性のあるEコマース・フルフィルメントを提供しています。迅速な導入プロセス、輸送会社やウェブショップとのシームレスな統合、エンド・ツー・エンドの可視性、返品の合理化は、企業が急成長を遂げながら、優れた顧客満足度を維持していくために不可欠です。

将来が期待されるライジング・スターのお客様には、成長計画と戦略的ビジョンが策定され、Eコマースのフルフィルメントが唯一の対応事項とならないよう配慮されています。DHLの専任チームは、専用倉庫、航空・海上輸送、ラストワンマイルの特急配送など、様々なアプローチの組み合わせを含む中長期的なニーズを検討します。

単一の窓口で、数か月から数年間にわたって関係を育む担当者と協力して、ライジング・スターのお客様は、本当に成長し、すべての地域でクラス最高のロジスティクスを利用できるようになります。さらに、消費者にとってますます重要な関心事となっているESG（環境、社会、ガバナンス）に重点的に取り組むことも可能です。

「価値」という言葉はビジネスでよく使われますが、ライジング・スター・チームにとって、それは単なる言葉以上のものです。それは当社のDNAの一部です。私たちはパートナーに寄り添って共に働き、コンサルティングやコラボレーションを提供し、パートナーがまだ考えもしなかったようなシナリオに対する答えを提供することもあります。Eコマース・フルフィルメントは、この旅の始まりに過ぎないことがよくあります。」と、Verbiestは締めくくります。